GitLab Runner Helmチャートのトラブルシューティング

エラー: Job failed (system failure): secrets is forbidden

次のエラーが表示された場合は、RBACサポートを有効にすると、問題を解決できます:

Using Kubernetes executor with image alpine ...
ERROR: Job failed (system failure): secrets is forbidden: User "system:serviceaccount:gitlab:default"
cannot create resource "secrets" in API group "" in the namespace "gitlab"

エラー: Unable to mount volumes for pod

必要なシークレットのマウントボリュームに失敗する場合は、登録トークンまたはRunnerトークンがシークレットに保存されていることを確認してください。

Google Cloud Storageへの低速なアーティファクトアップロード

Google Cloud Storageへのアーティファクトアップロードは、runnerヘルパーポッドがCPUバウンドになるため、パフォーマンスが低下する可能性があります（帯域幅レートが遅くなる）。この問題を軽減するには、ヘルパーポッドのCPU制限を増やしてください:

runners:
  config: |
    [[runners]]
      [runners.kubernetes]
        helper_cpu_limit = "250m"

詳細については、issue 28393を参照してください。

エラー: PANIC: creating directory: mkdir /nonexistent: permission denied

このエラーを解決するには、UbuntuベースのGitLab Runner Dockerイメージに切り替えてください。

エラー: invalid header field for "Private-Token"

gitlab-runner-secretのrunner-token値が、末尾に改行文字（\n）を使用してbase64エンコードされている場合、このエラーが表示されることがあります:

couldn't execute POST against "https:/gitlab.example.com/api/v4/runners/verify":
net/http: invalid header field for "Private-Token"

この問題を解決するには、改行（\n）がトークン値に追加されていないことを確認してください。例: echo -n <GITLAB_TOKEN> | base64。

エラー: FATAL: Runner configuration is reserved

GitLab Runner Helmチャートのインストール後、ポッドログに次のエラーが表示されることがあります:

FATAL: Runner configuration other than name and executor configuration is reserved
(specifically --locked, --access-level, --run-untagged, --maximum-timeout, --paused, --tag-list, and --maintenance-note)
and cannot be specified when registering with a runner authentication token. This configuration is specified
on the GitLab server. Please try again without specifying any of those arguments

このエラーは、認証トークンを使用し、シークレットを介してトークンを提供する場合に発生します。これを修正するには、values YAMLファイルを確認し、非推奨の値を使用していないことを確認してください。どの値が非推奨になっているかの詳細については、GitLab RunnerをHelmチャートでインストールするを参照してください。