GitLab Dockerイメージをローカルでビルドする
GitLab Dockerイメージは、omnibus-gitlabで作成されたUbuntu 24.04パッケージを使用します。Dockerイメージのビルドに必要なファイルのほとんどは、omnibus-gitlabリポジトリのDockerディレクトリにあります。RELEASEファイルはこのディレクトリにはないため、このファイルを作成する必要があります。
RELEASEファイルを作成する
使用されているパッケージのバージョン詳細は、RELEASEファイルに保存されます。独自のDockerイメージをビルドするには、docker/フォルダに次のような内容のファイルを作成します。
RELEASE_PACKAGE=gitlab-ee
RELEASE_VERSION=13.2.0-ee
DOWNLOAD_URL_amd64=https://example.com/gitlab-ee_13.2.00-ee.0_amd64.debRELEASE_PACKAGEは、パッケージがGitLab Community Edition(CE)パッケージかGitLab Enterprise Edition(EE)パッケージかを指定します。RELEASE_VERSIONは、パッケージのバージョンを指定します(例:13.2.0-ee)。DOWNLOAD_URL_amd64は、そのパッケージをダウンロードできるamd64のURLを指定します。DOWNLOAD_URL_arm64は、そのパッケージをダウンロードできるarm64のURLを指定します。
この状況の改善と、ローカルで利用可能なパッケージの使用については、イシュー#5550で検討しています。
Dockerイメージをビルドする
RELEASEファイルに入力された後、Dockerイメージをビルドするには、次の手順に従います。
cd docker
docker build -t omnibus-gitlab-image:custom .イメージがビルドされ、omnibus-gitlab-image:customとしてタグ付けされます。