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GitLab CI/CDからAWSにデプロイする

  • プラン: Free、Premium、Ultimate
  • 提供形態: GitLab.com、GitLab Self-Managed、GitLab Dedicated

GitLabでは、AWSへのデプロイに必要なライブラリとツールを含むDockerイメージを提供しています。CI/CDパイプラインでこれらのイメージを参照できます。

GitLab.comを使用して、Amazon Elastic Container Service (ECS)にデプロイする場合は、ECSへのデプロイについての説明をお読みください。

自分でデプロイを設定することに慣れていて、AWSの認証情報を取得する必要がある場合は、IDトークンとOpenID Connectの使用を検討してください。IDトークンの使用は、CI/CD変数に認証情報を保存することよりも安全ですが、このページのガイダンスには当てはまりません。

AWSでGitLabを認証する

GitLab CI/CDを使用してAWSに接続するには、認証する必要があります。認証を設定したら、CI/CDを設定してデプロイできます。

  1. AWSアカウントにサインインします。

  2. IAMユーザーを作成します。

  3. ユーザーを選択して、その詳細にアクセスします。Security credentials(セキュリティ認証情報) > Create a new access key(新しいアクセスキーを作成)に移動します。

  4. Access key ID(アクセスキーID)とSecret access key(シークレットアクセスキー)をメモしておきます。

  5. GitLabプロジェクトで、設定 > CI/CDに移動します。次のCI/CD変数を設定します:

    環境変数名
    AWS_ACCESS_KEY_IDアクセスキーID。
    AWS_SECRET_ACCESS_KEYシークレットアクセスキー。
    AWS_DEFAULT_REGIONリージョンコード。使用する予定のAWSサービスが選択したリージョンで利用可能であることを確認することをお勧めします。
  6. 変数はデフォルトで保護されています。保護されていないブランチまたはタグでGitLab CI/CDを使用するには、変数の保護チェックボックスをオフにします。

イメージを使用してAWSコマンドを実行する

イメージにAWS CLIが含まれている場合は、プロジェクトの.gitlab-ci.ymlファイルでイメージを参照できます。次に、CI/CDジョブでawsコマンドを実行できます。

例:

deploy:
  stage: deploy
  image: registry.gitlab.com/gitlab-org/cloud-deploy/aws-base:latest
  script:
    - aws s3 ...
    - aws create-deployment ...
  environment: production

GitLabでは、AWS CLIを含むDockerイメージを提供しています:

または、Amazon Elastic Container Registry(ECR)イメージを使用することもできます。ECRリポジトリにイメージをプッシュする方法を確認してください

サードパーティ製レジストリのイメージも使用できます。

アプリケーションをECSにデプロイする

Amazon ECSクラスターへのアプリケーションのデプロイを自動化できます。

前提要件:

  • GitLabでAWSを認証します
  • Amazon ECSでクラスターを作成します。
  • ECSサービスやAmazon RDSのデータベースなど、関連コンポーネントを作成します。
  • containerDefinitions[].name属性の値が、ターゲットのECSサービスで定義されているContainer nameと同じであるECSタスク定義を作成します。タスク定義としては、次のいずれかが可能です:
    • ECS内の既存のタスク定義。
    • GitLabプロジェクトのJSONファイル。AWSドキュメントのテンプレートを使用して、プロジェクトにファイルを保存します。たとえば、<project-root>/ci/aws/task-definition.jsonなどです。

ECSクラスターにデプロイするには、次のようにします:

  1. GitLabプロジェクトで、設定 > CI/CDに移動します。次のCI/CD変数を設定します。これらの名前は、Amazon ECSダッシュボードでターゲットクラスターを選択すると確認できます。

    環境変数名
    CI_AWS_ECS_CLUSTERデプロイのターゲットにしているAWS ECSクラスターの名前。
    CI_AWS_ECS_SERVICEAWS ECSクラスターに紐付けられた、ターゲットサービスの名前。この変数のスコープが適切な環境(productionstagingreview/*)に設定されていることを確認してください。
    CI_AWS_ECS_TASK_DEFINITIONタスク定義がECSにある場合、サービスに紐付けられたタスク定義の名前。
    CI_AWS_ECS_TASK_DEFINITION_FILEタスク定義がGitLabのJSONファイルである場合、パスを含むファイル名。たとえばci/aws/my_task_definition.jsonなどです。JSONファイル内のタスク定義の名前が、ECS内の既存のタスク定義と同じ名前である場合、CI/CDの実行時に新しいリビジョンが作成されます。それ以外の場合は、完全に新しいタスク定義がリビジョン1から作成されます。

    CI_AWS_ECS_TASK_DEFINITION_FILECI_AWS_ECS_TASK_DEFINITIONの両方を定義した場合、CI_AWS_ECS_TASK_DEFINITION_FILEが優先されます。

  2. このテンプレートを.gitlab-ci.ymlに含めます:

    include:
      - template: AWS/Deploy-ECS.gitlab-ci.yml

    AWS/Deploy-ECSテンプレートはGitLabに付属しており、GitLab.comで利用できます。

  3. 更新した.gitlab-ci.ymlをコミットして、プロジェクトのリポジトリにプッシュします。

アプリケーションのDockerイメージが再ビルドされ、GitLabコンテナレジストリにプッシュされます。イメージがプライベートレジストリにある場合は、タスク定義の設定にrepositoryCredentials属性が含まれていることを確認してください。

ターゲットのタスク定義が新しいDockerイメージの場所で更新され、その結果、新しいリビジョンがECSで作成されます。

最後に、AWS ECSサービスがタスク定義の新しいリビジョンで更新され、クラスターがアプリケーションの最新バージョンをプルするようになります。

ECSデプロイジョブは、ロールアウトが完了するまで待機してから終了します。この動作を無効にするには、CI_AWS_ECS_WAIT_FOR_ROLLOUT_COMPLETE_DISABLEDを空でない値に設定します。

AWS/Deploy-ECS.gitlab-ci.ymlテンプレートには、Jobs/Build.gitlab-ci.ymlJobs/Deploy/ECS.gitlab-ci.ymlの2つのテンプレートが含まれています。これらのテンプレートを単独で含めないようにしてください。AWS/Deploy-ECS.gitlab-ci.ymlテンプレートだけを含めます。これらの他のテンプレートは、メインテンプレートでのみ使用するように設計されています。予告なしに移動または変更される可能性があります。また、これらのテンプレートのジョブ名も変更される可能性があります。名前が変更されたときにオーバーライドが機能しなくなるため、独自のパイプラインでこれらのジョブ名を上書きしないでください。

アプリケーションをEC2にデプロイする

GitLabは、Amazon EC2へのデプロイを支援するために、AWS/CF-Provision-and-Deploy-EC2というテンプレートを提供します。

関連するJSONオブジェクトを設定して、テンプレートを使用する場合、パイプラインは次のようになります:

  1. Creates the stack(スタックを作成します): インフラストラクチャは、AWS CloudFormation APIを使用してプロビジョニングされます。
  2. Pushes to an S3 bucket(S3バケットにプッシュします): ビルドを実行すると、アーティファクトが作成されます。そのアーティファクトがAWS S3バケットにプッシュされます。
  3. Deploys to EC2(EC2にデプロイします): 次の図に示すように、コンテンツがAWS EC2インスタンスにデプロイされます:

インフラストラクチャのプロビジョニング、S3へのアーティファクトのプッシュ、EC2へのデプロイの手順など、CF-Provision-and-Deploy-EC2パイプラインを示します。

テンプレートとJSONを設定する

EC2にデプロイするには、次の手順を実行します。

  1. スタックのJSONを作成します。AWSテンプレートを使用します。

  2. S3にプッシュするJSONを作成します。次の詳細を含めます。

    {
      "applicationName": "string",
      "source": "string",
      "s3Location": "s3://your/bucket/project_built_file...]"
    }

    sourceは、buildジョブがアプリケーションをビルドした場所です。ビルドはartifacts:pathsに保存されます。

  3. EC2にデプロイするJSONを作成します。AWSテンプレートを使用します。

  4. JSONオブジェクトをパイプラインからアクセスできるようにします:

    • これらのJSONオブジェクトをリポジトリに保存する場合は、オブジェクトを3つの個別のファイルとして保存します。

      .gitlab-ci.ymlファイルで、プロジェクトルートからの相対ファイルパスを指すCI/CD変数を追加します。たとえば、JSONファイルが<project_root>/awsフォルダーにある場合は、次のようにします:

      variables:
        CI_AWS_CF_CREATE_STACK_FILE: 'aws/cf_create_stack.json'
        CI_AWS_S3_PUSH_FILE: 'aws/s3_push.json'
        CI_AWS_EC2_DEPLOYMENT_FILE: 'aws/create_deployment.json'
    • これらのJSONオブジェクトをリポジトリに保存しない場合は、プロジェクト設定で各オブジェクトを個別のファイルタイプCI/CD変数として追加します。前と同じ変数名を使用してください。

  5. .gitlab-ci.ymlファイルで、スタックの名前のCI/CD変数を作成します。例:

    variables:
      CI_AWS_CF_STACK_NAME: 'YourStackName'
  6. .gitlab-ci.ymlファイルで、CIテンプレートを追加します:

    include:
      - template: AWS/CF-Provision-and-Deploy-EC2.gitlab-ci.yml
  7. パイプラインを実行します。

    • AWS CloudFormationスタックは、CI_AWS_CF_CREATE_STACK_FILE変数の内容に基づいて作成されます。スタックが既に存在する場合、この手順はスキップされますが、それが属するprovisionジョブは引き続き実行されます。
    • ビルドされたアプリケーションはS3バケットにプッシュされ、関連するJSONオブジェクトの内容に基づいてEC2インスタンスにデプロイされます。EC2へのデプロイが完了または失敗すると、デプロイジョブが完了します。

トラブルシューティング

エラー'ascii' codec can't encode character '\uxxxx'

このエラーは、Cloud Deployイメージで使用されるaws-cliユーティリティからの応答にUnicode文字が含まれている場合に発生する可能性があります。Cloud Deployイメージには、定義されたロケールがなく、デフォルトではASCIIを使用します。このエラーを解決するには、次のCI/CD変数を追加します:

variables:
  LANG: "UTF-8"